先週にミニフロートをお届けした方は、多連垂直パイプ方式(ICHIさんの方式)とミニフロート式自動給水器の組み合わせにチャレンジしたいと言われています。
水耕栽培の先輩であるICHIさんのブログは良く拝見いたします。
ICHIさんの多連垂直パイプ栽培装置は理にかなった非常に良い方法と思います。
風太くんの乏しい経験からして、多収穫水耕栽培のポイントは
①栽培槽を大きくする事。
栽培撤収後、装置の中(プランターやパイプ)を見ますと根が中一杯に広がっています。根が大きく育つ大きな栽培槽がベストです。
②養液を動かし、酸素と、養分吸収を良くする。
植物の根が養分を吸収するのは、結局は浸透圧によります。
養液の濃度より、細胞内の濃度が高いので養分が細胞内に取り入れられる理屈ですが、養液が静止状態では細胞の外側の境界部の濃度が高くなり、養分の吸収を阻害するので細胞外側を常にリフレッシュして養分濃度を均一にする事が重要となります。その為にポンプやエヤーを使って養液をうごかし続ける事が重要になってきます。但し、根が動く程に養液を動かしたら、根にストレスを与え成育障害になります。
風太くんの浮き根式栽培装置はプランターの中央底面にエヤーストーンを置き、養液の対流と酸素の供給をしていますが、プランターの隅々まで養液が動いているか?水平パイプ式はポンプで養液を循環させ、養分と酸素を供給していますが、これも隅々まで養液と酸素が行き届いているか?
疑問が残ります。勿論2方式共、十二分な収穫があります。
ICHIさん方式は100mmや150mmの太い塩ビパイプを1M程の高さに垂直に立る方式ですので、エヤーを下から供給すると、確実に根の隅々まで対流が起き、酸素を供給できる、優れた方式と思います。ただ100mmでは栽培槽としては7.8Lで小さすぎ、150mmが最適ですね。
パイプを垂直にホールドする工事が難しそうだけれど、私も垂直パイプに挑戦してみょうかな?