風太くん家のポールプランターは春の日差しを受け絶好調です。冬場は陽あたりが悪く我が家の一回分の消費量30cmボール一杯になるのは5~6日/1回でしたが、今は各日に収穫できます。
収穫方法は根から抜くので無く、成長した葉を外側から一枚ずつ折り取っていく方法で写真の苗はサニーレタスと小松菜で11月初旬に定植したもので、そろそろ新苗に交換必要です。
これから更に成育が良くなって、消費が追い付かなくなります。
という様にポールプランターは風太くんの傑作の一つなのですが、読者の方からポールプランターで上手く行かないと言うお便りを頂きました。
風太くんのブログを見てポールプランターを作られたと言う事をお聞きして、非常に感激しています。写真が添付され送られて来たメールでは定植20日の小松菜が元気が無く枯れてきたので定植のやり直しを考えているとの事です。
写真だけの情報なので何が問題なのかよく判りませんが推測を加えて、ポールプランターの使用方法のポイントをご説明します。
ポールプランター栽培の私のチェックポイントです。
①内部の栽培床(マイクロファイバーで作り、外側を透水・防根シートでくるんだもの)
の表面が指を突っ込んで常時ぬれている事を確認する事。
濡れすぎても野菜の根が水にどっぷりつかりの呼吸に支障があり、少なすぎると成育が悪く下手 すれば枯れてしまいます。
風太くんはタイマー設定で調整しています。夏場はインターバルを短く冬は長くとります。
②苗床(不織布の短冊で苗の根が伸びているもの)の不織布部分が栽培床に密着している事
③あとは肥料濃度を間違わない事(当たり前ですが)
写真で見る限りの推測です。
スポンジで苗床を支えられている様ですが、内部の様子が気になります。
スポンジで栽培床を押して、苗床と栽培床が充分密着していないのではないか?そんな気がします。スポンジで苗と苗床を包み込んでしまうと、栽培床の水分が苗に届かない様に思えます。
私の場合はスポンジを使わずに幅3cm長さ10cmのエヤーキャップを使い苗床と、苗の境目あたりをぐるぐる巻きにして定植しています。
写真は定植前の苗の様子です。根の所の不織布部分(苗床)をがむき出しにします。
この部分をプランター内部の栽培床表面に密着させ、栽培床の表面に沿って根が成長していくようにします。
この為、定植時には 根を傷つけない様に不織布の部分を箸の先などで慎重に栽培苗に沿わす様に下に押し込んでいき
そしてエヤーキャップ部を栽培穴にはめ込み苗を固定します。
昨年栽培床に使用するマイクロファイバー雑巾の幅を大きいものに変えたのは栽培床とパイプの隙間を少なくし栽培床と苗床の密着を良くするためです。