2014年3月3日月曜日

読者の皆様からの質問の回答です。



昨日はポールプランターの支柱について説明いたしました。その他、皆様から頂いた疑問点を参考までに纏めます。

1)苗育成の方法で、不織布を短冊状にする必要性について。

 上の写真は私の別ブログ「水耕栽培装置の製作教室」の中の水耕栽培入門ページの写真です。
 一連の流れを写真にしたつもりでしたが肝心の一枚が抜けており判りづらくなっていました。


①上の左の写真の様に短冊の先端に種を置きます。
②左写真の様に、種を置いた短冊を種を内側にして長て方向に2つ折りにします。

③エヤーキャップの端から海苔巻状に巻いていきます。
この時に不敷布の短冊に間隔をあけ隣同志、くっ付かない様にします。
隣の不織布と密着すると、苗の根が絡まり合い
苗一本ずつに分離できなくなります。
④不織布部に光が当たらない様に黒色シートでカバーして苗の生長を待ちます。
最終の姿が上の右写真です。
 不織布の上端をエヤーキャップで巻いて栽培穴に定植します。

2)不織布の吸水性について。
   
  ホームセンターなどで水耕栽培の吸水用に特殊な不織布が販売されていますが、苗栽培用にそんなに高い吸水力は不要です。上写真右の様な苗を水平パイプなどに定植する場合、半分の5cm程度は養液中や、濡れた栽培床に密着します、また根が不織布の先まで届いているので高い吸水性は必要はありません。従い100均で売っている手芸用不織布で充分です。
乾燥した不織布の一端を水につけてみたらそんなに水が吸いあがらないと思いますが、
一旦水につけた不織布の一部を引き上げてみたらいつまでも濡れたままになります。
この性能で充分です。

3)栽培装置に使用する接着剤やシール剤について。
 
 ①接着剤
  材料がポリエチレンや発泡ポリスチレン板が多いので
  コニシ(株)のボンドウルトラ多用途 SUを使っています。
 ②シール剤 水漏れ防止用
   コニシ(株)のボンドシリコンシーラント(ガラス周り目地・内装タイル目地)BS-W,1成分形シ  リコン系シ ーリング材 を使っています。

4)ポールプランターの4mm配管の詰まりについて。
 
自動給水装置は水位差を利用した管路であり、水流の少なく詰まりやすいですが、
ポールプランターの場合はエーハイム1000という楊程の高いポンプでの強制循環ですので4mmパイプ内での詰まりトラブルはありません。圧損を考慮して無理に太い径の配管をする必要までは感じません。風太くんはポンプ1個で4分岐、4本の2mポールに給水していますが、あと2本程度の給水能力はある様です。
ただこれ以上本数を増やすと収穫物が多すぎ食べきれないので止めました。