2014年9月5日金曜日
エコキュートのリコールです
本日、風太くんの所のヒートポンプ式給湯器のヒートポンプユニットの取り換えに来ました。リコールです。
設置して11年目になり、ファンの音が幾分高くなってきて、そろそろ更新時期かな?と思っていた矢先のリコールです。
リコールの原因となったのは、コンプレッサーの防音の為にコンプレッサーに巻いたフエルト材が長すぎオイルパンに接してしまった為に結露した水が逃げる所が無く、コンプレッサー本体を腐食させるというものです。
エコキュートのコンプレッサーは結構高圧になります、カタログでは13.7MPaだからおよそ137気圧と言う事になります。こんな高圧使用品を住宅密集地で使っている訳です。
即交換必要な高圧コンプレサーを10年間使わされていたのか、という怒りと共に過去のリコールで大変な目にあったというメーカーのトラウマでの過剰反応ではないか?そこまで対応しなくても?
とは言え、主要部が新品になったので何だか得したような、非常に複雑な心境です。
はっきりしている事はこのメーカーが大損したと言う事です。
風太くんも現役時代は業種は違いますが製造業に所属しており、リコールの怖さが身に染みています。
大体リコールは本当につまらない原因で起きます。自動車メーカーで有名なのはフロアーマットがアクセルペダルに引っかかり戻らなくなったと言うクレームで何100万台もの対策が必要だったという記憶があります。
大体製造業では限られた人材を配置して製品開発をしますのでどうしても主要心臓部の開発に人材を投入し、周辺部がお留守になりがちです。このクレームも防音フエルトの設計といういわば付け足し部分でのミスですが、製品開発では最終的な耐久テスト、ランニングテストが有るはずです。この部門の人材はケチってはいけません。
耐久テスト・ランニングテストという陽の当たらない部署こそ重視すべきでしょうね。
ラベル:
風太くんの毎日