2014年5月3日土曜日
トマト用浮き根式プランター試運転中
先日完成した、なす用浮き根プランターの反対側にトマト用を4台製作し現在はトマトの苗を植え試運転中です。この栽培装置ブロックは、ミニフロート式自動水位調整器を2台使っています。
今年の栽培状況をみて、あとプランターをあと2台追加出来る様にです。
ここ機会に浮き根式プランター+エヤーバブリング+ミニフロート式自動給水器を設置する時のポイントを説明いたします。
1)設置場所を平らに整地する。
ミニフロート式自動給水器はサイフォンの原理を使いますので、対象のプランターの高さを揃える必要があります。地面を平らに整地するのは結構大変です。風太くんは整地を試みましたが、結局上手く行かず、腰が痛くなったので代替策として、丈夫な板で台を作りました。
写真の台は息子が子供の時から家を出るまで使っていた2段ベッドのフレームを転用しました。
長さ195cmで非常に頑丈な板です。これに足と、プランターを載せる台をつけました。
台式を採用した他の理由は通気を良くする事と水耕栽培の天敵の一つ、なめくじの侵入をすこしでも防ぐ事です。
庭には防草シートを被せていますが、黒の為、夏場の熱吸収が少し心配です。
2)浮き根栽培床製作のポイント
①高さ;
床の上面がプランターの上面より5cm低くなる様に足の長さを調整する。
②足 ;
浮力を抑える為、出来るだけ細くする。上に水に濡れた不織布を載せる為、その重量で栽培床は安定しますが、足の部分の浮力が強すぎると押さえが効かなくなります。
③不織布の大きさ;
栽培床の大きさ+5cmにします。エヤーバブリングを併用する為どうしても空気で不織布が押し上げられますので、数カ所エヤー抜きの切れ目をいれます。
3)エヤーストーンを片寄らない様に中央にテープで固定します。
水漏れ修理用のテープで固定しました。
実は浮き根式プランターについて、今だその効果に疑問が残る点です。栽培終了後プランターを開けて根の様子を見るとエヤーストーンに絡みつく様に根がはえています。
エヤーストーンが片側に寄っていると、反対側の成育が悪い、と言う事は成育は浮き根の効果よりエヤーバブリングの効果なのか?疑問なのです。
4)ミニフロートの高さ調整。
栽培床を入れない状態で、配管をして水を供給して、やがてミニフロートが効いて水位が止まる位置がプランター上面か5.5cm下になる様にフロートの高さを調整します。
5)苗を定植する時は、濡れた不織布に根が密着する様に慎重に固定します。
6)フタの周囲をガムテープでしっかり固定し、害虫の侵入を防止します。
ラベル:
浮き根式栽培装置製作