2013年12月23日月曜日

水耕栽培も日々改善!!

日々改善、まだまだ改善の余地がある。これは日本の製造業に携わる人間の行動規範であり、呪いの言葉でもあります。この言葉を常に頭に置き、1円、2円の改善、原価低減を積み重ねていく,この様な世界から身を引いても芯から身に付いた事から離れられません。水平パイププランターです。何か気に入らない。多収穫に挑戦する立場から、この水平パイププランターの改善に意欲を燃やしています。
2年前から始めた水耕栽培で最初に作ったのは水平パイププランターでした。矢野先生の本を読み、先輩各位のブログの良い所をとりいれ、製作しました。
ビギナーズ・ラックとでもいいましょうか、この2年間、色々トラブルを経験しながら運転して来ましたが、2年とも良い成績でした、となりの住人から。「良いね!!の拍手」をたくさん頂き近所でも評判になりました。でも、もっと何とかしたい、という気持ちです。水平パイププランターの限界を見極めたいと思います。
先輩方の水平パイププランターの中にはφ125mmの一回り太いパイプにヤシ繊維のポットを栽培床として、多収穫を実現された人もいます。一足飛びにそこまでいかずに改善していきたい。いままでの水耕栽培の経験から、
①収穫量は根の多さに比例する。
今年春の浮き根プランターのスナップエンドは大豊作でしたが、根はプランター一杯に張っていました。秋の水平パイププランターのオクラは40cmピッチで植えましたがパイプ一杯に根が張っていました。プランターと比較し、φ100mmパイプにはその容積で限界がある様です。
②水を十分循環させる必要がある。
φ125の水平パイププランターを実践されている方は”かなりのスピードで循環してる。”と書かれています。私の水平パイププランターは収穫終了後の根の様子を見ると、少し腐っている様に思えます。つまり水循環が弱く酸素供給が良くなく、根が傷んでいるかもしれません。



そこで、①は後回しにして、まず、水量を目一杯引き出す様に配管を太くしました。 初年度φ6mm、2年目、7.5mm、今回の改造は15mmと一気にUPしました。
まず配管を15mmにして運転してみますと、排水部が15mmのままでしたので、排水が上手くいかず、パイプ内に水が充満、そこで排水パイプを急遽25mmと太くしました。
上が給水側、下が排水側です。排水パイプは太くて曲がりにくく、始末が悪いので。プラスチック製L字継手でつなぎ、パイプを真すぐ。タンクにつなげる事にしました。



改善は2本のパイプの給水量を同じにする事。一つのポンプで分岐し給水すると、配管抵抗、
揚程の微妙な違いで均等に給水できないことが判りました(当たり前ですね)。4本で栽培した場合、成育差があり、おそらく水供給の差と思いました。方法としては、先輩ブログにある様に2本のパイプを繋ぐことです。これを実施するかどうか思案中です。